時計が曇ってしまった。水滴がある。

腕時計のガラスが突然曇ってしまい困っている。そんなお問い合わせを真夏や真冬によくいただきます。

・腕時計に結露がついてしまう原因とは?

①外部との気温差による結露

時計の内部は真空状態ではなく、僅かな水分が含まれております。

例えば夏場の暑い屋外から冷たいクーラーの効いた部屋に入ると、外気と時計内部の寒暖差により
時計内部の水分がガラスに付着し結露が発生する事がございます。
また、その逆で寒いところから温かい部屋に入った場合も同じく結露します。

原理としては、冷たい水を入れたグラスを暖かい場所に置くと表面に水滴が付着するのと一緒です。

こういった気温差による結露は、一時的なものが多いので過度にご心配いただく必要はございません。

しかしながら、長期間の曇りや水滴が現れるような場合は、時計の内部に多くの湿気や水分が入っています。
錆が発生し不具合を起こす要因になりますため、早急にお修理のご依頼をいただく事をお勧め致します。
お修理の流れについてはこちらをご覧ください。

②劣化、誤った使用による結露

長期間結露が消えない場合は、劣化や誤った使用方法による原因が考えられます。

パッキンが劣化すると隙間が生じ、そこから湿気や水分が入り結露が発生します。
※パッキン:ケースと裏蓋などの隙間を塞ぎ、密閉する役割を担っている部品。

劣化の原因としては、複数挙げられます。
①経年劣化
②汗や汚れが付着したまま
③お湯につけてしまった
etc

水分の中でも塩分を含んでいるとより危険です。
着用後の汗は乾いた布などでよく拭いて乾かしてください。

誤った使用
お手洗い後などの濡れたままの状態でリュウズの操作やボタンの操作を行いますと、そこから湿気や水分が入ってしまう事もあります。
また、防水性能の高い時計でも稀にリューズの閉め忘れで、海水浴中に時計内部に水がはいるなんてケースも。

侵入した湿気や水分により内部に錆や腐食が発生致しますので、早急なお修理依頼をお勧め致します。
水入り・湿気入りの修理についてはこちらをご覧ください。

■水入り・湿気入りの修理について

保証期間内、期間外関わらず原則と致しまして水入り・湿気入りの修理については
保証対象外となりますので有償修理になる可能性が高いです。
お時計の状態・ご購入日からの期間・ブランドなどによっては、保証内での対応が出来る場合もございます。
ただ、一概にその例をお伝えすることは難しく、仕入れ先又はメーカーへ「出してみないとわからない」というのが正直な所です。
しかしながら、当店としてもお客様の状況をしっかりとお伺いさせていただいた上で、仕入先へのお修理依頼をさせていただきたく思っております。 確実なお約束は難しく、今までの当店の修理実績からほとんどが有償にはなってしまいますが、 当店としても出来る限りの対応に努めさせていただきたく思っております。

■お修理の流れ

①お修理品を当店までご返送ください。
※その際の送料は、元払いにてお願いしております。
送付先
591-8025
大阪府堺市長曾根町3073-19
株式会社nanaple
TEL:072-240-1772

②当店に到着後、状態確認の上お客様にご連絡
当店より仕入れ先又はメーカーへ修理依頼させていただきます。

③お修理お見積りをご連絡いたします。(約2~3週間)
内容をご確認の上、当店指定の口座へのお振込み、あるいは代引きにてお支払をお願いいたします。
※銀行振込の場合は、ご入金確認後のお修理開始となります。
お修理完了後、再度ご連絡の上、ご返送させていただきます。(約4~6週間)
※取り寄せになり2ヶ月以上かかる場合、また交換部品がない場合などお修理が出来ない場合がございます。
※お修理キャンセルの場合、キャンセル料がかかる場合がございます。2000円から5000円程度(ブランドによって異なります)

④修理完了品が当店に到着。

⑤当店にて再度確認
お客様にご連絡の上、商品お返しさせていただきます。

■ 保証規定について

取扱説明書に沿った正しいご使用方法にて時計内部に自然故障が生じた場合には、下記 保証規定により修理・調整致します。
詳細はこちらをご参照ください。

■最後に

いただいたご連絡、およびその後のお修理の対応に関して、可能な限り迅速な対応に努めさせていただきます。
何かありましたら都度ご連絡をさせていただきますので、どうぞご安心くださいませ。

ご不便をおかけし恐縮ではございますが、 こちら事前のご理解をいただけましたら幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。

この記事を書いた人

ななぷれ