【開封レビュー】オリス アクイス デイト Cal.400搭載 41.5mmモデル【Review The Watch】

オリス(ORIS)はスイスのヘルシュタインに1904年に創業した老舗ブランド。

創業時から一貫して高品質な機械式時計を手ごろな価格で提供し続けるその”マジメ”な姿勢は、国産メーカーにも通ずるところがありますね。
実用性と信頼度の高いムーブメントの自社開発と、環境への真摯な取り組みを続けており、近年評価がどんどん高まっているブランドです。

さて今回は、そんなオリスの2021年6月発売モデル、「アクイス デイト キャリバー400 41.5mmモデル」を開封レビューしています!


早速開封してみましょう!

外箱を開けてみると早速出てくるのが “キャリバー400(Cal.400)” 専用マニュアルです。
このCal.400はオリスが2020年の秋にローンチした高性能の自社開発ムーブメント。
これだけの性能でこの価格でいいの?ってくらい魅力たっぷりなので、後程ご紹介していきます。

今回の新作アクイスももちろんこのCal.400を搭載したモデルです。

それではいよいよ内箱を開けて…

はい!ご対面!

グリーン文字盤が最高ですね…
昨年リリースされたCal.400のアクイスは、ブルーのみで43.5mm径という、非常に限定的なラインナップでした。
それが今回、グリーンとグレーのカラーが追加されて、なおかつ41.5mm径に小径化されました!
スチールブレスレットとラバーストラップのバリエーションもあるため、一気にラインナップが8商品に増えたんですね!やったー!

まずは私のイチ押し、グリーン文字盤をじっくりご紹介です。

元来、アクイスのグリーン文字盤は近年のグリーンカラーブームもあり人気のカラーだったんです。
深い緑色のセラミックベゼルに、グラデーションのかかった文字盤がとっても美しい…

高級感が感じられる仕上がりですね。
ダイバーズウォッチとしての視認性と美しさを両立させています。

この41.5mm径のサイズ感、数字を見ると少し大きいのかと誤解されそうですが、回転ベゼルの幅を差し引くと文字盤はより小さく、ベゼルに対して落ち込んでいるため実際にはやや小さく見えるかと思います。

同じ径でもこういったダイバーモデルとベゼルの細いシンプルな文字盤(特に白)のモデルとでは、実際の見た目の大きさの印象がかなり変わってきます。
サイズ選びの際には数字だけに囚われないようにお気を付けください。

ブレスレットはバックルに向かってしっかりとテーパードがきいてます。

他ブランドだとオメガのスピマスプロの新作でも、かなり大胆なテーパードがされていましたね。
少し好みがわかれるポイントだと思いますが、バックルがすっきりしていると装着感がとても良いので私は大好きです。

スケルトン化された裏蓋から覗くのはオリスの自信作、Cal.400のムーブメントです。
オリスのマスコットキャラクターである、オリスベアの顔を模したような見た目になっていてユニークですね!

このCal.400のポイントは3つ!

  • 約5日間のロングパワーリザーブ
  • 2,250ガウスもの高い耐磁性
  • メーカーによる10年の長期保証

長く、安心して使えるようなスペックになっていますね。


また、ベルトは手で脱着可能な「クイックチェンジシステム」が導入されています。
別売りのラバーストラップに簡単に変えてすぐ使うことができます!

サイズ感をチェック

腕に載せてみると短めのラグのおかげで私の細腕にもなんとか収まりました。
着用者の腕周りが約15cmなので、一般的な日本人男性の皆さんならきっといいバランスになるハズです!

過去作が少し大きいモデル(43.5mm)なので、試着したものの…という方にはお薦めしたいです。
私のように腕周り16mm未満の方はもうひと回り小さくなるのを待ちますか…笑

カラーバリエーション

冒頭でも書きましたが、今回は3色のカラーで展開されています!
グリーンも美しい色味でしたが、他の2色も使い勝手のいいカラーリングです。

ブルーは昨年秋の43.5mmのモデルでも出たカラーですね。
こちらも深みのあるグラデーションがキレイですよね…

海を想起させるような色合いで、さわやかな印象のダイバーズウォッチです。

グレー(アンスラサイト)はジャケットにも合わせやすそうなシンプルなカラー。
ベゼルはブラックで締まった印象に。

グレー文字盤は真面目なイメージを腕に与えてくれそうですね。

43.5mmモデルと比較してみる

左が41.5mmの本作、右が43.5mmモデル。並べると小径化を実感。

前作である43.5mmモデルと比較すると、やはりひとまわりほど小さくなっていることがわかります。

また、文字盤の表示も少し変更されているのですが、スペックはそのままですのでご安心を。
個人的には41.5mmのほうがすっきりしてていいですね!

余談ですが、以前までは “ORIS” ロゴの下にAUTOMATIC記載がありましたが、2018年ころからそれがなくなってよりスッキリした印象になりました。
ここも好みがわかれるポイントですが…見慣れてくるとないほうがいいなぁと私は思ってます。笑

ちなみに…
腕周り15cmでこの43.5mmを装着するとやはりデカい!

本機もラグは短いので、なんとか収まっているようには見えはしますが、ちょっと不格好に映るかもしれません。

やはり、今のトレンドを踏まえても少し大きく感じるサイズ感ではありますね。
ですが腕が太い方や、ダイバーズウォッチはゴツくないと!という方にはこちらの43.5mmがオススメなのかなと思います。

まとめ

さてオリスの2021年の新作、「アクイス デイト Cal.400 41.5mm」を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

昨年秋に発表されたこの “Cal.400″ですが、今年に入って搭載モデルが続々と増えてきました。
今回の41.5mmモデルのように、小径化も進んでいるので、腕が細くて昨年発売モデルを見送っていた方にも朗報となりましたね。

時計は安心して長く使えることが大事になってきます。
本作のような、タイムレスなデザイン・サイズのモデルに、長く使える安心な機械が搭載されることは本当に嬉しいですよね!

オリスは創業も長く、通好みながら、手頃な価格で機械式時計を楽しめるブランドです。
初めて機械式時計を持ちたい方や、2本目・3本目にもぜひオススメしたいメーカーですので、じっくりとご検討いただければ幸いです。

今回ご紹介したモデルはYouTubeにレビュー動画も投稿しております。
ぜひ一度ご覧ください!

この記事を書いた人

ななぷれ