オリエントスター 【ださい、恥ずかしいなんて言わせない!】 最上級モデル スケルトンを紹介させてほしい。

腕時計のななぷれ トキトウです。
唐突ですが、私は非常に悲しいです。
愛してやまないオリエントスターをGoogle検索すると検索予想ワードに「オリエントスター ださい」と出るではないか。
一部のイメージとは言え、これは何とかせないかん。
誰に頼まれたわけでもないが、払拭する為にも最上級モデルを紹介させてほしい。


Classic Collection SKELETONRK-AZ0001

「ORIENT STAR」は、「輝ける星」と呼ばれる機械式時計を理想に掲げ、 伝統的な職人技と最新の製造技術を融合したMADE IN JAPANの高品質時計。

ご紹介するモデルはRK-AZ0001S 。
ORIENT 70周年を記念した新世代の革新的モデルだ。

“星は回り続ける” というキーワードから、周回性のある「彗星」「銀河」など 「宇宙」をモチーフにした新しいデザインを採用している。
銀河を凝縮したようなゴールドとブルーの美しいコントラストが特徴。
う、美しい、、、

拘り抜かれたデザインと外装

全体的に緻密な彫刻が施されている。
フェイスには渦模様、ケースバック側には波模様という表と裏で異なるギョーシェ彫り。

また、極限まで肉抜きしているのがおわかりいただけるだろうか。
そうすることで、スケルトンの美しさを全面的に表現されている。

こうして機械式時計の内部をまじまじと見ることができるのも特徴の一つだ。

ケース素材はSUS304から、より耐蝕性に優れるSUS316Lに変更。
風防のサファイアクリスタルには片球面から両球面になっており、 SARコーティングが施されているので、視認性もバッチリだ。

機械式時計としての実用性も追求

勿論デザイン性だけでなく機械式時計としての実用性も追求している。
本機では自社開発・製造のシリコン製がんぎ車を採用した新ムーブメントを搭載。
ORIENT STAR初のパワーリザーブの70時間化を実現、 日差としては +15秒~-5秒の高精度となっている。
※半分見切れている青色の歯車がシリコン製がんぎ車

腕時計をお好きな方なら、シリコン製というワードに反応した方も少なくないのではないだろうか。
ついに国産ブランドからもシリコン製 パーツを採用したモデルが製品化されたのだ。

シリコンパーツのメリット
1.軽量
2.磁気帯びしない
3.摩耗しにくい
※まとめると精度への影響を受けにくくなったり、パワーリザーブが延びたりといった利点がある。

少し背景を話すと、メーカーのエプソンではプリンターの製造もしており、
業界トップクラスの高い加工精度を誇るMEMS(メムス)加工技術というものを活かし、バネ性を持った独自のシリコン製がんぎ車が開発された。
また、シリコン素材に施す膜の厚みをナノメートル単位でコントロールすることによって光の反射率を調整、 このような鮮やかなブルーに意図的に仕上げられている。

この小さなパーツにはそんな大きな開発背景があり、ORIENT STAR初のパワーリザーブ70時間化、 日差+15秒~-5秒と高精度なムーブメントにこぎ着けたのだ。

着用イメージとサイズ感

ケースサイズ:46mm × 38.8mm × 10.6mm
重量:約67g

きらびやかながら、38.8mmとケースサイズも絶妙なため、良い意味で主張が強く無くいやらしさがない。
クラシカルな雰囲気がたまらない…!

百数十点に及ぶパーツから成っているムーブメントは、最高なクオリティを求め、オリエントスターをつくり続けてきた秋田の工場で手作業で組み立てられており、
スケルトンダイアルにはこだわりの装飾や仕上げを、外装は妥協なく磨き上げられているのがわかる。

展開モデルと前作との比較

カラー展開としてはゴールドとシルバーの2色。
当たり前ながらゴールドとシルバーを見比べるとガラッと雰囲気が変わり、シルバーを基調とした中にブルーの針、がんぎ車が際立つ。
複雑な機構、デザインでありながらまとまりがある鮮麗された印象に仕上がっている。

ゴールドが広告モデルなのですが、私的にはシルバーがたまりません。

お次に前作モデルとの比較。
右が2017年10月に発売された前作のRK-DX0001S。

パッと一瞬見ただけでは、わかりにくいかもしれないがまったく異なる仕様に仕上がっている。
まずはインデックス、前作ローマインデックスからバーインデックス。

次に装飾の模様だが、ムーブメントから文字盤の淵まで違う。
新作の方が光ってみえると思うが、撮影時の光の当たり方とかではなく、実際にそういった加工に仕上がっているのだ。

時分針も変わっており、ドルフィン針からアルファ針。
リューズは菊型へと、指に当たる面積を大きく取ることで、巻きやすくなっている。

他にはラグの仕上げ等挙げてはきりがないほどと、デザイン面だけでも細部に及び至る所にこだわりが感じ取れる。

比較項目前作今作
精度日差+25秒~-15秒日差+15秒~-5秒
駆動時間50時間以上70時間以上
ケース材質SUS304SUS316L
ガラス材質(表)球面サファイアクリスタル両球面サファイアクリスタル
ガラス材質(裏)無機ガラスサファイアクリスタル

デザインだけではなく、機能面も変更点がある。
上記の比較表をご覧いただきたい。
シリコン製がんぎ車を採用した新ムーブメントで精度と駆動時間の向上の他、ケースや風防の材質、耐蝕性、視認性、強度といった観点でもアップグレードしているのだ。
メーカーの本機度合いがビシバシ感じる仕上がりとなっている。

最後に

いかがだっただろうか。
伝統とも言えるスケルトンのクラシカルなデザインに、先端技術を駆使した画期的なムーブメントを組み合わせた、 まさに逸品。
ださい、恥ずかしいという言葉の正反対にあるブランドなのだ。

当店でも販売している商品でございます。
気になった方は是非ご覧くださいませ!

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この記事を書いた人

ななぷれ