よくあるお問い合わせとして腕時計の種類について聞かれることがございます。
どういった種類があり、どういった利点、欠点があるのかお話していきますね。
腕時計の種類については当店のショップ内でも時計の詳細を確認していただければ必ず記載がございます。
上記のような感じでご案内させていただいております。
しかしながら「クォーツ」?「機械式」?「電波ソーラー」?知ってるようでイマイチ理解してないと言われる方いらっしゃるようなのでご説明させていただきます。
クォーツってどんな時計?
今回は今現在一番数が多いであろう「クォーツ」についてお話していきます。
「クォーツ時計」とは
一言で言えば「電池」を駆動力として動く時計です。
電池の力で「水晶振動子」というパーツを1秒間に3万回以上震わせ、その振動が電子回路によって
1秒ごとの電気信号に転換され、その電気信号がステップモーターというパーツにより回転運動に転換されて
歯車を動かすことにより時間を正確に刻むことができるのです。
ステップモーターのかわりに「液晶パネル」をつかって数字で時間を表すようにしたものが「デジタル時計」と呼ばれます。
とまぁ文字にするとややこしくはありますが最初の水晶振動子の「水晶」の部分を取って一般的に「クォーツ」と呼ばれているのです。
1969年に現在のSEIKO社が開発し今では世界中で広く浸透し、使われています。
ではクォーツ時計の特徴について良いところイマイチなところあげてみましょう。
クォーツ式腕時計のオススメポイント
なんといっても精度が高い。
機械時計が精度を日差で表すのに対しクォーツは月差、年差で表す程に精度においてはその差は歴然です。
ちなみに機械時計の場合精度が高いとされている規格を通ってるものでさえ日差が±5秒程度(これは機械式時計ではすごいことなんです!)に対しクォーツは低コストかつ月差10秒~15秒以内とかのものもザラにあります。
次に電池が切れない限りは基本止まりません。
一般的に電池は2~3年は持つとされてますのでその間は止まりませんし時間もさほどくるいません。
あとあげるとすればコストパフォーマンスの高さでしょうか。
内蔵されているムーブメントは大量生産されている安価なものが多いためお値段は機械時計に比べると比較的安く抑えることが可能です。
あとは軽い、薄い、耐久に優れるといったところですね。
とことん「実用性」を追求した時計が「クォーツ時計」と言えるのではないでしょうか。
クォーツ式腕時計の注意点
内蔵されている電子回路には寿命があります。
一般的に10年程度で回路はだめになってしまうので一生モノにはなりえません。
また、汎用性と実用性を追求した結果こだわりに欠け面白みや個性に乏しく見えがちです。
当然電池が切れると動きません。
自分で変えるのはリスクがともないますので定期的に電池交換に赴く必要があります。
クォーツ式腕時計を選ぶなら?
こう見るとやはり良いところのほうが圧倒的に強みとして目立ちますよね。
時計の長い歴史からするとクォーツの歴史は余りにも浅く、日本という小さな島国から発信されたにも関わらず
急速に広まり浸透し愛され使用されているのはそういった圧倒的な強みに支えられてのことだと思います。
腕時計に「精度」と「実用性」と「汎用性」を求めるのならば求めるものはクォーツ時計にあると言えます。
お探しの際の参考になれば幸いです。