クロノグラフの0点調整の方法

■OnePoint アドバイス!

通常は0時位置(真上)を向いているはずのクロノ針。こちらの針がずれてしまって戻らない!
こういったお問い合わせをよくいただきます。
が!実はこれ。
設定で簡単に直るケースがほとんどなんです♪

■なぜズレてしまうの?

お使いいただく中での、衝撃や磁気干渉を受ける事により、クロノ針がずれてしまう事がございます。
あとは、知らず知らずお客様自身で動かしてしまっている、という場合もございます。
この基準となる位置がズレてしまうと、何度リセットしても0位置には戻らない状態になります。

■これって修正できるの?

クオーツのモデルはほとんど0点調整が可能です。
ただ、一部機械式のモデルは修正出来ないものも多くございます。
修正出来るモデルは付属の説明書に修正方法の記載がありますので、ご確認ください。

■修正方法のご案内

モデルによって修正方法は違いますが今回はTISSOTのクオーツの修理方法をご案内いたします♪

クロノ針がずれている状態です。

リュウズを一段引きにします。

右上のボタンを押します。

右上のボタンを押すと赤く囲った針がくるっと一周致します。

右下のボタンを押します。

くるっと1周したら右下のボタンを押すと針が動きます。押すたびに動きますが押し続けると連続して動きます。 12時位置(真上)に合わせてください。
右上のボタンを押しますと赤く囲った枠の針ががくるっと1周して調整できるようになります。
先程と同じように右下のボタンを押して12時位置(真上)にしてください。
右上のボタンを押しますと赤く囲った枠の針ががくるっと1周して調整できるようになります。あとは同じように右下のボタンを押して12時位置(真上)にくるように合わせてください。
すべての針が12時位置(真上)になりました。これで設定完了です。あとは実際に操作をしてリセットしてちゃんと戻るか確かめてください。

この記事を書いた人

ななぷれ